平成20年3月9日(日)に全国から認定教育指導者にご参加をいただき、委員会を開催いたしました。19年度より開始した統一講習会 放射線治療セミナー基礎コースは、すでに10地区で開催されており、その開催報告と問題点などについて、活発に議論が行われました。統一講習会としては実施されていなかった2地区においても、20年度上期に開催が予定されており、これにより本格的な教育システムが完全に始動したことになるといえるでしょう。この講習会は、診療放射線技師という国家資格を持った方々を集めてのものであり、参加者のベースには教育機関で学んだ知識を持っていることを前提に、さらにステップアップするための基礎コースであることを改めて確認し、閉会しました。
平成20年3月8日に、社団法人日本放射線技師会事務所会議室において、平成19年度の日本放射線治療専門技師認定機構評議員会を開催しました。多数の評議員に出席いただいて議案審議を行い、平成19年度の事業報告、決算見込、平成20年度事業計画、予算、さらには定款改定のすべてを承認し、閉会しました。専門性を標榜する認定名に、そのベースとなる職名を明示するために、放射線治療専門技師を放射線治療専門放射線技師といたしました。また、これに伴い機構の名称も日本放射線治療専門放射線技師認定機構と改めました。
東京医科歯科大学医歯学総合研究棟の講義室を借用し、3会場に分かれて133名の診療放射線技師の方々が放射線治療専門技師認定を目指し、試験に挑みました。 試験は記述式60分、客観式120分の3時間にわたるもので、放射線計測学や品質管理、看護学など放射線治療を専門とするために必要な知識について問われました。
平成19年8月25日に東京医科歯科大学5号館を会場にして、本年度の認定教育セミナーが開催されました。この講習会は放射線治療専門技師認定試験を受ける場合に受講が義務付けられているものです。第3回開催となる今回も全国から214名の参加者を得て午前8時30分より以下のプログラムで進行し、午後7時30分に木村理事長より修了証を授与して終了しました。
平成19年8月24日午前9時より、首都大学東京荒川キャンパスを会場にして、標記講習会が開催されました。 この講習会は名称にあるように、参加者が実際に放射線測定器を駆使して、計測技術の向上に必要な技能・知識を習得していただくことを目的としたもので、首都大学東京保健医療科学部の齋藤教授と教室の学生、さらに測定器関連企業のご協力を頂き開催したものです。安全な放射線治療の実施のためには、正確な計測技術による品質管理が必要になることは言うまでもありません。しかしながら、座学のみでは限界もあります。この実習型セミナーはそれを補うためのものであり、参加者は各施設に戻った後すぐに、今回学んだ成果を活用することができるでしょう。実習を効率的に実施するため30名という参加者数に限定して実施しており、参加のご希望に添えなかった方々にはこの場を借りてお詫び申し上げます。ぜひ次の機会にもお申し込みいただければ幸いです。