平成22年3月7日(土)午前10時30分より、東京都港区の社団法人日本放射線技師会事務所会議室において、平成21年度の評議員会を開催しました。 放射線治療分野において高い学識を持たれる評議員の方々に出席をいただき、平成21年度の事業報告、決算報告、そして平成22年度の事業計画と予算が審議され、原案どおり承認されました。また、今年度も質の高い放射線治療を全国で安全に提供する体制を確立するために、関係諸団体との意見交換などを通じて連携していく予定です。
平成22年3月7日(土)午前9時より、熊谷理事長をはじめ7名の理事と平林監事が出席して、平成21年度の第3回理事会が開催されました。評議員会提案事項の確認の他、次年度認定セミナー、認定試験の日程等を審議いたしました。
平成22年3月6日(土)に、全国から認定教育指導者の皆様のご参加をいただき、委員会を開催いたしました。機構の各地区における活動の指導的立場にある委員の方々と、今年度の開催に関する報告と問題点などについて、活発に議論が行われました。東京地区・東海地区はこれから年度内にセミナー開催が予定されております。現在の認定教育指導者の任期は今年度末までであり、次年度から新たな体制となる地区があります。機構が開催する統一講習会は、診療放射線技師という国家資格を持った方々を集めてのものであり、その方々へ放射線治療分野に関する専門性を向上させるための研鑽の機会を幅広く用意するために実施されています。今後さらに認定者の偏在の解消など、放射線療法の均てん化に向けた活動を展開していく方針を確認して閉会しました。
平成21年度の認定試験結果について、厳正なる採点の結果、下記の通りとなりましたので発表いたします。 なお、受験者の方々には個別に通知を発送いたします。 受験者:200名 合格者:134名 合格率:67.0%
鶴見大学記念館 記念ホールを会場として、200名の診療放射線技師の方々が放射線治療専門放射線技師認定を目指し、認定試験に挑みました。 国家資格者である診療放射線技師が、さらに専門性を高めた上で臨む本試験は、記述式60分、客観式120分のトータル3時間にわたるもので、放射線計測学や治療装置・治療計画装置の品質管理、放射線看護、放射線安全管理など放射線治療を専門とするために必要な知識について問われました。放射線治療の実務経験が5年以上であり、かつ学術研修における所定の実績を持つことなどが受験資格要件ですが、今後もさらに多くの診療放射線技師の皆様にチャレンジしていただきたいと思います。
第5回の開催となった今年度のセミナーは、平成21年9月5日、鶴見大学記念館(横浜市)にて、全国から287名の参加者を集めて認定教育セミナーが開催されました。この講習会は放射線治療専門放射線技師認定試験を受ける場合に受講が義務付けられているものです。午前8時30分より以下のプログラムで進行し、午後7時過ぎに修了証を授与して終了しました。 時 間 内 容 講 師 08:30-08:45 挨拶・オリエンテーション 熊谷 孝三 08:45-09:45 放射線治療概論 内山 幸男 09:45-10:45 放射線治療技術 渡辺 良晴 10:45-11:45 放射線計測(X線) 保科 正夫 13:00-14:00 品質保証・品質管理(治療装置) 奥村 雅彦 14:00-15:00 放射線計測(電子線) 小口 宏 15:00-16:00 品質保証・品質管理(治療計画装置) 金子 勝太郎 16:00-17:00 放射線看護 佐藤 弘史 17:00-18:00 リスクマネジメント 熊谷 孝三 18:00-19:00 放射線安全管理 成田 浩人