平成28年3月5日正午より、東京都文京区内にて、平成27年度第3回理事会を開催いたしました。次年度事業計画や予算案、決算案について慎重に審議を行いました。また、認定委員会規定の内容を一部改定し、認定制度規定といたしました。より適切に認定制度を運営していくうえで基本となるルール整備が行われたことになります。 16時から開催された評議員会では27年度の事業報告、決算報告、28年度事業計画、予算をご審議いただき、すべてご承認いただきました。役員一同、平成28年度もさらに充実した事業運営を行っていく所存です。
平成27年10月24日朝より、東芝/ELEKTA放射線治療研修センター(栃木県)を会場として、標記講習会を二日間にわたって開催いたしました。実習と座学を織り交ぜた内容がこの講習会の特徴であり、全国から28名の放射線治療専門放射線技師の認定者が参加しました。臨床の一線で活躍する講師陣から直接指導を受けられる機会でもあり、今後も引き続き多くの認定者の皆様に参加していただければ幸いです。
平成27年8月29日(土)午前9時より、駒澤大学駒沢キャンパス記念講堂において、平成27年度の認定教育セミナーを開催いたしました。 このセミナーは認定試験受験者に受講が義務付けられているものですが、既認定者やこれから受験を目指す診療放射線技師などにも門戸を開いており、337名が受講しました。 翌30日(日)には午前9時15分より統合領域、11時より専門基礎領域の放射線治療専門放射線技師認定試験が実施されました。第11回目となるこの認定試験には、全国から212名の方々が受験されました。厳正なる採点と判定会議の結果、89名を合格と決定しております(合格率 42.0%)。 この試験結果につきましては、受験者の皆様に個別に郵送にて通知いたします。 この認定試験結果を受け、本機構認定委員会より以下のコメントが出されております。 放射線治療専門放射線技師は、患者さんに対し放射線治療を安全・確実に実施することが使命であり、このためには、治療技術・線量計測・治療装置および治療計画装置のQA/QC作業等についての幅広い知識を備えていることはもちろん、具体的な実務能力・計算能力が必要です。今年度の試験結果では、線量計測やMU計算での実務を想定した出題において、理解が十分でない方が多く見受けられました。なお、試験問題の修正箇所が複数あり、受験者にご不便をおかけしたことについては今後十分に対策を図っていく所存です。 本機構は、各地区において座学・実習ともに講習会を開催しております。受験を希望される方々にはそうした機会を利用して十分な修練をおこなっていただきたく、施設長・所属長におかれましては、職員へ研修の機会を与えていただくとともに、引き続き本機構の事業運営にお力添えいただきますようお願い致します。 認定教育セミナープログラム 時 間 内 容 講 師 09:15-10:00 品質保証・品質管理(治療装置) 奥村 雅彦近畿大学医学部附属病院 10:00-11:00 放射線計測(電子線) 小口 宏名古屋大学大学院 11:00-12:00 放射線計測(X線) 保科 正夫駒澤大学大学院 12:00-12:45 放射線治療技術 渡辺 良晴日本福祉看護・診療放射線学院 13:30-14:30 放射線治療概論 松本 光弘大阪大学大学院 14:30-15:15 品質保証・品質管理(治療計画装置) 川村 慎二山口大学医学部附属病院 15:30-16:15 放射線看護 佐藤 弘史九州国際重粒子線がん治療センター 16:15-17:00 リスクマネジメント 山森 和美帝京大学ちば総合医療センター 17:00-17:45 放射線安全管理 成田 浩人東京慈恵会医科大学附属病院
平成27年5月16日正午より、27年度第1回理事会が開催されました。事業の中心である認定教育セミナー、認定試験の実施についてのほか、昨年に引き続き開催予定であるRTTC(東芝メディカル・エレクタ 放射線治療研修センター)での実習型講習会についても、その開催概要について審議されました。引き続き午後3時より、全国13地区の認定教育指導者にご参加いただき、昨年度の各地区での開催報告と今年度の統一講習会の内容等について意見交換をおこないました。認定教育指導者の皆様にも活発にご意見・ご提案をいただき、今回の会議結果を基にさらに充実した研鑚の場を本機構が提供していきたいと考えておりますので、引き続きご協力のほどよろしくお願いいたします。