平成27年3月7日に、東京都千代田区内において、日本放射線治療専門放射線技師認定機構の平成26年度第3回理事会、および平成26年度評議員会を開催いたしました。 理事会では事業計画とその予算について意見交換が行われ、引き続いて開催された評議員会では平成26年度の事業報告、決算と平成27年度の事業計画、予算案を審議し、提案通りに承認されました。設立から10年を迎えた機構は、さらに認定制度を充実したものとするべく、専門性の向上に尽力してまいります。なお、平成27・28年度の機構役員についても、出席された評議員の全会一致で承認され、26年度の役員が継続して事業執行にあたることをご報告いたします。
平成26年11月22〜23日に、東芝/Elekta放射線治療研修センター(RTTC)にて本機構主催の平成26年度実習型講習会を実施いたしました。この講習会は既に放射線治療専門放射線技師の認定を受けている方を対象として開催したもので、多数の応募者の中から31名の参加者を決定し開催されました。講習会の主な内容としては、QA/QCに関する直線加速器を用いた実践型の講習であり、座学とリニアック室での実習を組み合わせた内容としております。 近年、高精度放射線治療として定位照射、IMRT、IGRT等が多く実施されるようになり、治療装置も含めたQCの重要性が増しています。2日間にわたる実機を用いた講習は臨床に活かせる実践的な内容であり、また参加者間の人の繋がりも含め、受講者の方には多くのものを得ていただけたのではないかと考えております。次年度以降も認定者を対象として実習型講習会を開催していく予定です。次回も多数の皆様のご参加をお待ちしております。 講義室でのセミナーリニアックを用いた実習 多数のご参加ありがとうございました。
平成26年8月30日午前9時より、駒澤大学深沢キャンパスアカデミーホールにて今年度の認定教育セミナーを実施いたしました。 全国から284名の参加者の出席のもと、放射線治療の専門基礎領域相当の内容について講義が行われました。(講師は下のテーブルを参照) 講義外の休憩時間にも質問があるなど盛会となったセミナーは、午後6時に修了証を授与して閉会となりました。 翌31日には、午前9時15分より統合領域と専門基礎領域、各90分の認定試験が実施され、出席した245名の受験者が認定に向け試験に取り組みました。この試験の結果は認定委員会により厳正に審査され、2週間以内に受験者へ直接通知されます。 認定教育セミナープログラム 時 間 内 容 講 師 09:15-10:00 品質保証・品質管理(治療装置) 奥村 雅彦近畿大学医学部附属病院 10:00-10:45 放射線治療技術 渡辺 良晴日本福祉看護・診療放射線学院 11:00-12:00 放射線計測(X線) 保科 正夫駒澤大学大学院非常勤講師 12:00-13:00 放射線計測(電子線) 小口 宏名古屋大学大学院 13:45-14:30 放射線治療概論 松本 光弘大阪大学大学院 14:30-15:15 品質保証・品質管理(治療計画装置) 川村 慎二山口大学医学部附属病院 15:30-16:15 放射線看護 佐藤 弘史九州国際重粒子線がん治療センター 16:15-17:00 リスクマネジメント 山森 和美帝京大学ちば総合医療センター 17:00-17:45 放射線安全管理 成田 浩人東京慈恵会医科大学附属病院
平成26年5月17日正午より、26年度第1回理事会が開催されました。事業の中心である認定教育セミナー、認定試験の実施についてのほか、RTTC(東芝メディカル・エレクタ 放射線治療研修センター)での実習型講習会についても、その開催概要について審議されました。引き続き午後3時より全国13地区の認定教育指導者にご参加いただき、昨年度の報告と今年度の統一講習会の内容について意見交換をおこないました。 近年参加者数が多くなっていた九州は、今年度より福岡・佐賀・長崎・大分を九州1、熊本・宮崎・鹿児島・沖縄を九州2とする2地区でのセミナー開催を行います。さらに充実した研鑚の場を提供していきたいと考えておりますので、引き続きご協力のほどよろしくお願いいたします。