平成21年3月8日(日)に、全国12地区から認定教育指導者にご参加をいただき、委員会を開催いたしました。機構では全国で統一講習会 放射線治療セミナー基礎コースを開催してきましたが、その中心になって活動を展開していただく各地区の委員の方々と、開催に関する報告と問題点などについて、活発に議論が行われました。本年度開催されなかった地区については、21年度早期に具体的な計画が練られておりますのでご期待ください。この機構が開催する統一講習会は、診療放射線技師という国家資格を持った方々を集めてのものであり、その方々へ放射線治療分野に関する専門性を向上させるための研鑽の機会を幅広く用意するために実施されています。今後は、取得した専門性に関する資格を広告することもできるよう機構として準備中であることなど、今後の方針を確認して閉会しました。
平成21年3月7日(土)午後2時より、東京都港区の社団法人日本放射線技師会事務所会議室において、平成20年度の評議員会を開催しました。 放射線治療分野において高い学識を持たれる評議員の方々に出席をいただき、平成20年度の事業報告、決算報告、そして平成21年度の事業計画と予算が審議され、原案どおり承認されました。なお、あわせて今回定款の改正が行われましたが、放射線治療専門放射線技師がおこなう業務・役割をさらに明確化するとともに、機構が背景とする団体・学会について普遍性を持たせる表現に改められました。今年度も質の高い放射線治療を全国で安全に提供する体制を確立するために、活発に事業を展開して参ります。
平成21年3月7日(土)午前11時より、木村理事長をはじめ7名の理事と平林監事が出席して、平成20年度の第3回理事会が開催されました。評議員会提案事項の確認の他、次年度認定セミナー、認定試験の日程等を審議いたしました。なお、機構創立より放射線治療専門放射線技師制度の確立に一貫してご尽力いただいた木村理事長から、今年度での退任の申し出があったため、後任に熊谷副理事長を新理事長として新たなスタートを切ることを決定しました。挨拶にたった木村理事長は、「診療放射線技師の専門性認定における機構の重要性を、引き続き高めていっていただきたい。これまでの皆様のご協力に感謝したい」と述べられました。木村理事長は機構定款に基づき、顧問として今後も機構に係わっていただく予定です。
平成20年度の認定試験結果について、厳正なる採点の結果、下記の通りとなりましたので発表いたします。 なお、受験者の方々には個別に通知を発送いたします。 受験者:176名 合格者:104名 合格率:59.1%
鶴見大学記念館を会場として、176名の診療放射線技師の方々が放射線治療専門放射線技師認定を目指し、認定試験に挑みました。 試験は記述式60分、客観式120分の3時間にわたるもので、放射線計測学や品質管理、放射線看護など放射線治療を専門とするために必要な知識について問われました。
平成20年8月30日、鶴見大学記念館(横浜市)にて、これまでの最多となる269名の参加者を集めて認定教育セミナーが開催されました。この講習会は放射線治療専門放射線技師認定試験を受ける場合に受講が義務付けられているものです。第4回の開催となった今年度のセミナーは、午前8時30分より以下のプログラムで進行し、午後7時15分に代表の方へ木村理事長より修了証を授与して終了しました。 時 間 内 容 講 師 08:30-08:45 挨拶・オリエンテーション 木村 千明 08:45-09:45 放射線治療概論 内山 幸男 09:45-10:45 放射線治療技術 渡辺 良晴 10:45-11:45 放射線計測(X線) 保科 正夫 12:45-13:45 放射線安全管理 成田 浩人 13:45-14:45 品質保証・品質管理(治療装置) 奥村 雅彦 15:00-16:00 品質保証・品質管理(治療計画装置) 金子 勝太郎 16:00-17:00 放射線看護 佐藤 弘史 17:00-18:00 リスクマネジメント 熊谷 孝三 18:00-19:00 放射線計測(電子線) 小口 宏
平成20年8月29日、首都大学東京荒川キャンパス内の高エネルギー室を使用して、実習型セミナーを開催しました。今年度はリニアックの幾何学的な品質管理と線量的な品質管理をテーマに、多数の品質管理用機材を実際に使用しながら進められ、品質管理の具体的手法を学んでいただきました。講習会には事前にお申し込みいただいた30名が参加されました。